男性看護師はしんどい?10年目ナースが語る現実と働き方の工夫

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男性看護師はしんどい?10年目ナースが語る現実と働き方の工夫

「男性で看護師やってるの?大変そうだね」
「男で看護師なんて辞めとけ」

そう言われたこと、ありませんか?

看護師
看護師

「辞めとけって言われても…

すでにローン組んで看護学校通って青春時代の代わりに手に入れた資格…⛓️🩺(時すでに遅し)

実際、看護師は女性が圧倒的に多い職場。
精神科や救急といった男性比率の高い診療科ですら、気を抜けば周りは女性ばかり。

私も男性看護師として10年以上働いてきましたが、現実はなかなか厳しい。
30歳をピークに昇給はスズメの涙。結婚して子どもが生まれた後は、
月のお小遣いが「1万5千円」。
休憩中に自販機で買ったジュースすら「贅沢」と言われる毎日です。

この記事では、「男性看護師は辞めとけ」と言われる理由を現場のリアルな声とともに紹介しつつ、
そこからどう抜け出すか、“しんどさを変える働き方”の選択肢として
「応援ナース」や「非公開求人」に注目した働き方を解説します。

カッチ
カッチ

私は、前の妻に男を作って逃げられた代わりに自由を手に入れました!笑

「看護師続けたい。でもこのままじゃ苦しい」
そんな現役男性ナースにこそ、読んでほしい内容です。

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なぜそう言われる?5つの本音

かれこれ10年以上病棟で勤務している男性看護師の本音です。

看護師
看護師

10年以上…!それだけの年月、病棟で踏ん張り続けてこられたなんて本当に尊敬です。

私なんて1年で『これはメンタルにくる職業だ…』って実感しました。

男性看護師さんの本音、もっと世に出てほしいです!

女性社会で浮く?

精神科は、脳神経外科よりも若干ながら男性看護師が多いと言われています。

引用)厚生労働省

カッチ
カッチ

グラフにしてみると男性看護師は圧倒的に少ないよね!


看護学生時代、精神科実習で感じた“他の診療科とは違う空気”を覚えている方も多いのではないでしょうか。

そんな私が脳神経外科から精神科へ転職して出会ったのは――

カッチ
カッチ

100人以上の看護師を“メンタル崩壊”に追い込んだ伝説のお局様。


精神科に潜入した私が見たのは、白衣の女帝だった…

お局NS
お局NS

管理者にはバレないように、じわじわ追い込んでやるから

実際に働いてみると、私もターゲットにされました。

残念ながら…


そこに私の居場所は――ありませんでした。

それでも私は、今こうして気楽に精神科看護師として働き続けています!

給料が将来不安?

20代の頃は、一般の大卒よりも給料が良くて、自由に遊んでいました。
でも30代になり、家庭を持ち、マイホームや生命保険に加入すると――
月のお小遣いが「1万5千円もらえたら良い方」という現実。

看護師の給料は、40代になっても昇給は微々たるものです。

看護師になってから、管理者を経験し、認定看護師の資格も取得しました。
そのとき思ったのは――

『アレ?給料じゃなくて責任だけ上がってない?』

このまま働き続ける自分の将来が、急に怖くなりました。

よくも悪くも、コロナ禍が私の背中を押してくれたのは間違いありません。

緊急事態宣言中に定年退職された先輩がいました。
病棟を最後に去る後ろ姿は、どこか寂しげで――
そこに、20年後の私の姿が重なって見えたのです。

「このままじゃ、私も同じだ」と思い、辞表を出しました。
そして、医療業界から一度離れる決断をしました。

現場を離れたからこそ気づけたことがあります。

看護師にも、働き方を選ぶ自由があるんです!

看護師
看護師

病棟で働いていると、“自由”なんて文字、完全に死語ですよね。

カッチ
カッチ

応援ナースという働き方を知って、本当に良かったです。
今では全国の好きな場所で働きながら、認定看護師として働いていた頃よりも貯金ができています!

重労働が集中しがち?

看護師あるある

カッチ
カッチ

男性看護師 = 現代の力士ナース

看護師
看護師
  •  ベッド押し担当
  •  ストレッチャー修理補佐
  •  高い所の物取る専門

そのうち「冷蔵庫動かしといて」って言われる日も近い…

もちろん、できることはやります。
でも**「それ、今?」っていうタイミングの悪さ**は何度も経験しました。

新人だった頃は、その優先順位の判断もできなくて、正直困りましたね。


それでも「ここが自分の居場所」と思って、白衣に袖を通しています。

函館、横浜、根室、種子島――
応援ナースとして全国を回ってきましたが、どこでも力を発揮してきたつもりです!

同性の仲間がいない孤独感

「重いもの=男性看護師」の方程式はもはや全国共通。
でも実は、「悩み」だって重いんです。

仕事のことで本音を話せる同性がいない。
それがどれだけ心の負担になるか、女性が多い職場だとなかなか理解してもらえません。

重いものも、悩みも、両方抱えて働いている。
それが現実の男性看護師なんです。

カッチ
カッチ

変なところにプライドがあるからなぁ…男は!笑 主語でかいなぁ!

看護師のキャリアが描きづらい

介護福祉士だった頃から憧れていた「看護師」になり、ついには認定看護師まで取得。
でも、ふと立ち止まって思ったんです。

「このまま正看護師として、組織の一員として、嫌な上司の下で定年まで働き続けるのか…?」

──私の答えは、NO でした。
看護師って、資格さえあれば全国どこでも働ける。
一度は聞いたことありませんか
でも、それって**「動いた人だけ」が叶えられる夢**なんですよね。

私は今、応援ナースとして全国各地の精神科を巡りながら、
**“パソコン1台で稼げるキャリア”**を自分の手で作っている最中です。

「これが正解」なんてないけれど、
「今の働き方が合わない」と思ったら、自分で選び直すことはできる。

そんな生き方を、看護師という資格は許してくれるんです。

実は頼りにされている「男性看護師の価値」

過去に、女性看護師しかいない病棟に配属されたことがあります。
それは、前任の男性看護師が離職したため、急遽補充として移動になったからでした。

配属先は精神科病棟。
何かトラブルがあったとき、頭より先に体が動いている自分に気づく瞬間が何度もありました。

そんな日々の、小さな行動の積み重ねが
やがて**「この人がいれば安心」という信頼**に変わっていったように思います。

男性看護師としての価値は、決して派手なものではありませんが、
確実にチームの中で必要とされる存在になれる。
それが、この仕事のやりがいのひとつだと感じています。

力仕事・トラブル対応での信頼感

精神科のトラブルといえば…あえて言葉にしなくても、想像がつきますよね。

看護師って、
患者さんから何をされても黙って耐えなきゃいけないの?
そうモヤモヤしている方も、きっと多いと思います。

私が人生で一番つらかったのは、保護室でリーダーをしていたときのこと。

一緒に入っていた20代の准看護師さんが、患者さんから暴力を受けて顔が腫れ上がってしまったんです。
その姿を見たとき、男性看護師として何もできなかった自分の無力さが悔しくてたまりませんでした。

「自分は精神科ですら、役に立てないのか…」
そう思い詰めた日を、今でもはっきり覚えています。

それ以来、毎日の筋トレを欠かさず、
病棟の物音には過敏に反応してしまうようになりました。

それでも、今も看護師を続けている自分がいます。
こんな思いをしてでもやめなかったのは、
やっぱり、どこかで“看護が好き”なんでしょうね。

患者との関係性で必要とされる場面

私は、すべての入院患者さんから信頼されたいとは思っていません。
それよりも、病棟スタッフの1人として、誰か1人でも「この人になら話せる」と思ってもらえる存在でありたいと考えています。

橋渡し的な感じね。クッション的な役割になれたらいいなあとは思うんですけど。

引用)男性看護師のキャリア発達に関する意識と行動

男性看護師が関わることで、
普段あまり話さない患者さんとも、少しずつ会話のキャッチボールが生まれないか。
穏やかな日常を取り戻すきっかけにならないか。

そんな視点でアセスメントしながら、日々のケアを行っています。

もちろん、私も人間です。
ときにはイライラすることもありますし、患者さんの暴言に心がざわつくこともあります。

でも、それも看護の一部であり、「関わり」の1つだと思っています。
自分の感情を無理に消すのではなく、どう受け止めて行動するか──
それが、精神科で働く上でとても大切だと感じています。

10年以上、精神科病棟で働いてきました。
今では、その場の空気を読み取りながら、適切な距離感で関わるスキルが自然と身についてきたように思います。

それでも無理だと思ったら、転職という選択肢

ここまで読んでくれたあなたは、
きっともう、心の中で答えが出ているのではないでしょうか?

前にも少し触れましたが、
私は脳神経外科から精神科へ転職しました。

そのとき、先輩・同期・親・恋人…
周囲からは何度も言われました。

「もったいないよ」
「もうちょっとここで頑張ったら?」

まさに耳にタコができるほど。

でも、何を言われても退職の決意は変わりませんでした。
自分の心と体が「もう無理だ」とサインを出していたから。

合わない職場を無理に続けなくていい

認定看護師として働いてきた私が、
新人時代の自分に一言だけ伝えられるとしたら――

チェックポイント

「組織や他人を変えることはできない。自分が働く環境を変えるほうが早い」

少しでも良い看護を提供したい一心で、
認定看護師教育課程で学んだ知識を現場に活かし、
仕組みや考え方を変えようと必死で取り組んできました。

でも、現実は「トップダウン」の文化。
末端の一看護師の声が、組織全体に届くことはありませんでした。

それでも、諦めないでほしいんです。

あなたの看護を受け入れてくれる場所は、星の数ほどあります。男性看護師の比率が高い職場を探す方法

訪問看護で遭遇した“現実”…内部告発までの体験談

ちょっと看護師として臨床経験を積んだ頃、
「訪問看護ってどんな感じなんだろう?自分にもできるかな…」と思い、知人の紹介で訪問看護ステーションに飛び込んでみました。

しかし、そこで見た現実は、
ブログでは到底書けないような内容でした。

実際に訪問していない架空の訪問先がいくつもあり、
顔を見たことすらない看護師の名前が記録に載っている。
看護というより、診療報酬のための運営が中心…。

最終的には内部告発で監査が入り、そのステーションは潰れました

この経験を通じて、私は学びました。

知人の紹介、医療機関のホームページ、ハローワーク…
それだけでは、職場の“内情”まではわからないということ。

それからは、転職を考えるたびに、
看護師専門の転職エージェントに相談するようにしています。

スーパーナースのようなプロに相談すれば、
「現場の雰囲気」「働きやすさ」「離職率」など、
表には出てこない情報を知ることができます。

“失敗しない転職”の近道はここに。

まとめ

「辞めとけ」に惑わされないで。

あなたの強みは、必ず誰かの力になります。

看護師として働いていると、どうしても自己犠牲的になってしまうことがありますよね。
でも、少しだけこの記事を振り返ってみてください。

ここには、私が10年以上かけて出した結論が詰まっています。
何度も「辞めよう」「臨床から離れよう」と考えました。
でも結局、私はまた看護師として現場に立っているんです。

もしあなたが今、悩んでいるなら――
私のように遠回りせずに、あなたらしい看護師ライフを選んでください。

心から、応援しています