移動する人はうまくいく理由|34歳どん底ナースが場所を変えて人生を好転させた話

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移動する人はうまくいく理由|34歳どん底ナースが場所を変えて人生を好転させた話

「毎日、同じ時間に起きて、同じ道を通い、同じ人間関係の中で仕事をする。気づけば気力がすり減っている……」

もしあなたが今そんな「詰み感」を抱えているなら、解決策はシンプルです。

場所を変えてみてください。

私は34歳の時、離婚・借金・住宅ローンという三重苦を抱え、実家の1階で天井を見つめ続けるだけのどん底にいました。そこから「移動」を繰り返すことで、44歳の今は資産も増え、週休3日の自由な暮らしを手に入れています。

この記事では、長倉顕太氏の著書『移動する人はうまくいく』の知見と、応援ナースとして函館・横浜・根室・種子島・高知を渡り歩いた私のリアルな体験をもとに、

「なぜ移動する人がうまくいくのか」

「どうすれば移動体質を作れるのか」

を徹底解説します。

「でも、いきなり移住なんて無理……」と思っている方も大丈夫。小さな一歩から始められる具体的な方法もご紹介しますので、最後まで読んでみてください。

チェックポイント

・定住し続けることが「最大のリスク」である科学的な理由
・同じ場所に居続けることで起こる3つの弊害
・応援ナースとして多拠点生活を実践した5地域のリアルな変化
・「移動体質」を作る今日からできる4つのステップ

1. 脳は「同じ場所」にいると退化する|定住が生む思考停止のワナ

まず衝撃的な事実をお伝えします。

人類の脳は、狩猟採集時代(約2万年前)と比べて15%も小さくなっていると言われています。最大の原因は「定住化」です。

脳には2つのモードがあります。

定住(省エネモード): 同じ環境にいると「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」が活性化。思考を停止してエネルギーを節約します。

移動(覚醒モード): 不慣れな環境に身を置くと「サリエンス・ネットワーク」が働き、脳が覚醒。サバイバル能力・問題解決能力が目覚めます。

つまり、同じ環境にいると脳は自動的に「省エネ設定」になってしまうのです。

「やりたいことが見つからない」

「何をしても楽しくない」

と感じているなら、それはあなたの問題ではなく、定住によって自分の

「好き嫌いを感じるセンサー」

が鈍くなっているサインかもしれません。

移動は、そのセンサーを再起動させる最も手軽な方法なのです。

2. 「安定志向」が実は最大のリスクである理由

「でも、安定した仕事を続けるほうが安心では?」

そう感じる方も多いでしょう。しかし現代において

安定 = 退屈

であり、実は最大のリスクです。同じ場所に居続けることには、見落とされがちな3つの弊害があります。

弊害①|人間関係の閉塞感が深まる

ストレスの9割は人間関係から生まれます。しかし、それは同じ場所に居続けるからこそ慢性化する問題です。

職場の苦手な上司、合わない同僚。しかし「ここしかない」と思っていると、その人間関係から抜け出すことができません。移動し続ける人は、特定の人間関係に縛られることなく、自分と合う環境を選び続けられるのです。

私が応援ナースとして働き始めて最初に実感したのも、これでした。「合わなければ次の病院に行けばいい」というだけで、職場での余計なストレスが劇的に減ったのです。

弊害②|「ここしかない」という思い込みが絶望を生む

1つの場所、1つの職場に固執していると、「もし失ったら終わりだ」という恐怖が生まれます。

選択肢が1つしかない状態では、人は必要以上に委縮してしまいます。しかし移動を繰り返すと、自然に「選択肢はたくさんある」という感覚が身につき、物事をフラットに判断できるようになります。

弊害③|時間とともに「選択肢の窓」が閉じていく

人は年齢を重ねるほど、動きにくくなります。体力・家族・ローン・人間関係。これらが重なると、「本当は動きたいのに動けない」という状況が生まれます。

だからこそ、動けるうちに動いておくことが大切なのです。

「34歳でどん底だった」

私が動き出せたのは、まだその窓が開いていたから。あなたが今この記事を読んでいるなら、その窓はまだ開いています。

3. 【体験談】函館・横浜・根室・種子島・高知を渡り歩いて見えた景色

ここからは、応援ナースとして実際に5つの地域を移動した私の体験をお伝えします。

北海道・函館|「常識」が最初に壊れた場所

40歳で応援ナースに転向し、最初に向かったのが函館でした。

驚いたのは、「病院文化」が地域によってまったく違うこと。前職の病院では当たり前だったことが、ここでは非常識だったり、逆に目から鱗の習慣があったり。「私の常識は、ただのローカルルールに過ぎなかった」と初めて気づいた場所です。

土地の文化・食・人との出会いが、自分の中の固定観念をどんどん溶かしてくれました。

神奈川・横浜|都市で「稼ぐ力」を学んだ

次に向かった横浜では、都市部ならではの高い給料と多様な医療環境を経験しました。

「稼げる場所を選んで動く」という感覚は、横浜で初めて意識的に身につきました。かつて30万円も貯められなかった私が、ここで初めて「まとまったお金を作る」という体験をしたのです。

北海道・根室|孤独が「自分と向き合う力」をくれた

本州から遠く離れた根室は、過酷な環境でした。しかし孤独な環境だからこそ、「自分は何がしたいのか」という問いと真剣に向き合えた場所でもあります。

都市の便利さや刺激がない分、内側に向かう時間が増え、自分の価値観が研ぎ澄まされていく感覚がありました。

鹿児島・種子島|「足るを知る」という豊かさ

ロケット発射基地でも有名な種子島。ここで学んだのは「豊かさ」の再定義です。

不便なことも多い離島生活ですが、自然の圧倒的なスケールの前では、今まで悩んでいたことがいかに小さいかを痛感します。「持っていないもの」ではなく「持っているもの」に目が向くようになったのは、ここでの体験が大きかったと思います。

高知(現在)|多拠点生活の「完成形」に近づく

現在拠点を置く高知では、仕事・生活・自分らしさが初めてバランスよく整ってきた感覚があります。

海と山が近く、食が豊かで、人が温かい。週休3日という働き方スタイルも、移動を繰り返す中で少しずつ整えてきた結果です。振り返ると、移動するたびに「自分に合う生き方」のピントが少しずつ合ってきたのだと実感しています。

4. 「移動体質」を作る、今日からできる4つのステップ

「いきなり応援ナースに転職して多拠点生活、は難しい……」

という方も多いでしょう。移動体質は、小さなことから少しずつ作っていけます。

ステップ1|通勤ルートを毎日変える

最も小さくて、今日すぐできる

「移動」

です。

いつもと違う道を歩くだけで、脳は新鮮な刺激を受けます。自動操縦(思考停止)で職場にたどり着く習慣を断ち切ることが、移動体質の第一歩。「たった5分の寄り道」でも脳への効果は侮れません。

ステップ2|月1回、近場のホテルに泊まる

旅行と聞くと「費用がかかる」「休暇が取れない」と感じるかもしれません。でも、近場のホテルに1泊するだけでいいのです。

自分の部屋とは違う空間で一人で過ごす時間は、思考をリセットし、新しいアイデアが生まれやすくなります。移動のハードルを「大きな旅行」から「小さな非日常」に下げることが大切です。

ステップ3|「見切り発車」で動く習慣をつける

「もっと準備ができてから」

「貯金が○○万円になったら」——こうした先送り思考こそが、移動を止める最大の敵です。

完璧な準備ができた時点で動こうとすると、永遠に動けません。とりあえず行ってみる。失敗してもそれは「ネタ」になる。この感覚を少しずつ養っていくことが、大きな移動への準備になります。

ステップ4|日本のパスポートの「価値」を再認識する

日本のパスポートはビザなしで190以上の国・地域に渡航できる、世界最強クラスのパスポートです。これほど「移動の自由」が保障された状態で、使わないのはもったいない。

「海外は敷居が高い」と感じるなら、まずは近場のアジア1カ国から。「行ける」という実感が、自分の可能性の幅を一気に広げてくれます。

まとめ|移動は「逃げ」ではなく「最高の選択肢」を増やす行動

人生を変えるのは「才能」ではなく、「環境」です。

34歳でどん底だった私が変われたのは、才能があったからでも、勇気があったからでもありません。ただ、「場所を変えた」からです。

移動し続けることで、思考がリセットされ、自分と合う人に出会い、選択肢が増えていきました。今の私があるのは、あの時「動くこと」を選んだからに他なりません。

「人生を変えたいなら、まず場所を変えろ」

この言葉を信じて、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。その先には、あなたが想像もしていなかった広い世界が待っています。


執筆者プロフィール
現役応援ナース・ブロガー。34歳で離婚・借金・住宅ローンのどん底から、多拠点生活・週休3日スタイルを実現。北海道(函館・根室)、横浜、種子島、高知などを渡り歩きながら、看護師の「自由な生き方」を発信中。