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残業が多くて疲れました。定時で帰れるオススメの病棟があるって聞いたけど、どんな業務内容なのかな?未経験でも大丈夫?
今回はこんなお悩みを現役の認定看護師が解説していきます。
高齢化社会で認知症の患者さんとの関わりは、どこの医療機関でも増えていきます。
- どんな仕事内容なの?
- 定時で帰れるって本当?
- 医療行為は何をするの?
そこで、人気となっているのが、フルタイムでもプライベートでも仕事を両立しやすい認知症治療病棟です。
急性期で心も体もボロボロなんですよ。
そんなナースにお勧めできるのが残業が少なく有給消化率100%の病棟です。
この病棟でフルタイム夜勤ありで働いている私が、メリットデメリットを解説していきます♪
この記事を読むことで、病棟勤務を検討しているあなたに、実際の病棟のイメージをつかんでもらえます。転職に失敗せず、自分に合った仕事選びができるようになりますよ♪
失敗しない看護師の転職のために、ぜひ最後までご覧ください。
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認知症治療病棟のお仕事内容
認知症疾患センターとは
地域の医療提供体制の中核として認知症の速やかな鑑別診断、診断後のフォロー、症状増悪期の対応、BPSDや身体合併症に対する急性期医療、BPSDやせん妄予防のため継続した医療・ケア体制を整備する。二次医療ごとに、地域の医療計画との整合性をはかり整備することとなっている。 (引用:認知症推進大綱)
ここでお話しするのは認知症疾患センターの認知症治療病棟についてです。
看護職員の基準を見てわかるとおり、看護師の配置基準は7対1となっており、急性期病棟と看護師一人当たりの受け持ち人数は同じで、業務範囲はルーチンです。
何も知らなくていいか楽チン!と言うわけではないのですが
急性期病院に比べて、自分のペースで働けるのが良いところ♪
認知症治療病棟で行われる主なケア
- おむつ交換
- 清拭・入浴・口腔ケアなどの保清
- 食事介助
- バイタルサイン測定
- たんの吸引
- 褥瘡等の創傷処置
- 採血・注射・点滴の管理
- 与薬・薬管理
- 疼痛コントロール
- 急変時の対応
- 医師の診察介助
認知症治療病棟の一日の基本的な流れ
【日勤】
- 申し送りを受ける
- 点滴の交換
- 清拭、おむつ交換、入浴介助、集団リハビリ
- 食事、与薬介助
- 口腔ケア
- 医師の指示受け、診察補助
- バイタルサイン測定
- カンファレンス
- 作業療法に参加(作業療法師が中心となって看護師はサポートします。土日祭日はOTさんが休みなので看護師がします)
- おむつ交換
- 患者さんとコミニケーション
- 明日の業務準備(点滴や薬の仕分けなど)
- 夜勤者への申し送り
【夜勤の流れ】
- (出勤してすぐ準備する事)
- 当直医の確認
- 排泄チェック
- 食事チェック
- 病棟管理日誌
- カルテ記入 内服準備
- 便秘者チェック(下剤の準備)
- 夕食後薬の準備
- 夕食前バイタルサイン測定
- 夕食準備
- 配膳
- 夕食後薬の配薬
- 義歯回収 歯みがき声かけ
- 食事摂取量確認
- 排泄介助
- 眠前薬配薬
- 排泄介助
- 朝後薬の準備
- カルテ記入
- 食事摂取量
- 観察項目
- 排泄チェック
- 便秘者表に書く
- 座薬使用者処方箋の準備
- 朝食後薬封切り
- 0時バルン排泄量を確認しカルテ記入
- 仮眠
- 排泄介助
- お茶準備
- 食前薬 BSチェック
- カルテに記入
- テーブル拭きと手の消毒
- 休憩
- 朝食
- 配膳
- 朝食後薬を配薬
- 下膳
- 摂取量チェック
- 歯磨き者声かけ
- テーブル拭き
- 排泄介助
- 申し送り
- 連絡事項報告後便秘者報告して、夜勤の申し送り。
この流れの中で、必要に応じてタン吸引や創部の手当てをするよ。
入院や転倒も予定で決められているから、イレギュラーな業務は少ないです。
認知症治療病棟で働くメリット3つ
実際にフルタイム、夜勤ありで認知症治療病棟に勤めているので感じるメリットを3つ紹介します
残業が少ない
医療行為が少ない
県外からの転勤ナースには理解がある
詳細は以下で説明します。
残業が少ない
認知症治療病棟では状態が比較的安定しているが、在宅での生活は困難。
その為、患者様の日常ケアがメインとなり、業務がルーティン化されているので、
「日勤の仕事が終わらない!」
「ドクターの指示が夕方になってももらえない!」
など
時間に左右されることが少ないです。
毎日定時で帰宅しています♪
自分のペースを乱さずに働けると言うのは精神衛生上とても大切なこと。
時間にも気持ちにも余裕があるので、イライラしている上司も先輩もいません。
過去に怖すぎた先輩も、認知症治療病棟に移動したら本当に怒らなくなってますよ。余裕がないと人って変わります。
残業がなければジムや美容院
サウナにいったりできますよ♪
間違いなく、プライベートを重視したい方が選択する理由の1つでしょう。
医療行為が少ない
基本的な看護の知識があれば問題ないので、
看護技術に不安がある方でも働きやすいです。
最新の医療知識に追いつく自信がない…
次々と医師が出す指示を裁くのも苦手
と言う方でも安心。
突発的な業務がないので、気になることがあればゆっくり調べることができます。
全部を暗記して、必要な時に知識を発揮しないといけない!と言うプレッシャーはありませんよ。
忙しい看護師の世界で自信をなくしてしまった方に働きやすい環境です。
午後から集団リハビリテーションでのんびりとした時間が過ぎる事もありますよ♪
ただし、介護だけでなく医療である点に注意!
状態が安定していて意思の疎通が測れない患者様も多いので、こちらが気づいてあげれなければいけません。
基本的なアセスメント、
いつもと違う!
気づく力は、どの職場でも看護師である以上必要です。
県外からの転勤・転職看護師には理解がある
一番のメリットはこれ!
先輩ナースが県外からの転職看護師が多くて働きやすい。
急性期を離れたナースが多く、理解してくれる!私自身感じる最大のメリットです。
転職サイトを通して県外から関西へ転職した看護師さんもたくさんいますよ。
看護師配置として7対1と人数は比較的充実しています。
例えば生活スタイルの変化から子供の急な発熱でお休みや早退などネガティブなイベントが発生しても、同じ経験をしている方が多いので心よくカバーしてくれます。
そして自身も誰かのフォローをしてあげようと思える、良いサイクルで循環しているのが認知症治療病棟です。
プライベートを重視したい!
ブランクがある
子供が小さいなどの悩みがあり転職、復職に踏み切れない方は、周囲の理解が得られるかどうかが決め手になります。
安心して休日を満喫するのは、看護師人生で大切ですよね。休日に仕事の事なんて考えたくないですよね。
子供の受診でお休みをいただきたくて…て電話とるたびに、
仲間の看護師を配慮できる職場ですよ♪
1分で登録完了
認知症治療病棟で働くデメリット3つ
実際にフルタイム、夜勤ありで認知症治療病棟に勤めて感じるデメリットを3つ紹介します。
夜勤がある
病棟である以上、避けては通れないのが夜勤です。
求人では交渉も可と書いてあるとしても、夜勤が全くなしと言うのは難しいです。
その代わりに理解ある職場では、夜勤の回数や曜日指定など、
交渉に応じてくれる場合がありますので、希望はしっかりと伝えましょう。
しかし
夜勤はデメリットだけではありません。
夜勤をした分だけ、夜勤手当がもらえるので、高収入が期待できます。
フルタイムで夜勤をこなせば、ボーナスというご褒美があります。ボーナス額がいいですよ♪
夜勤前の時間は貴重な1人満喫タイム
夜勤明けに仮眠して琵琶湖の湖岸をドライブなんて最高ですよ♪
他の転勤ナースが交渉している場合があるので、曜日がかぶらないように話し合ってみたほうがいいですね。
スキルアップにならない
急性期に比べて、看護師としてスキルを磨くことができません。新卒で配属された場合、他部署に移動、転職となった際に苦労するでしょう。
スキルを磨くより、プライベートを重視したい方に向いていますね。
病棟経験がないと厳しい
クリニックや外来をメインとして働いてきた方にとって、最初は難しく感じるでしょう。
なぜなら認知症治療病棟では医師よりも看護師が中心的に業務を行っており、自分で判断できて、基本的な看護の知識、技術がある方が求められるからです。
排泄介助や入浴介助の日々の変わらない日常生活からの小さい変化を観察していきます。
いつもと違うな!
日常の中の些細な変化に気づけないと、患者さんの異変に対応することができません。
外来で働いている時は、ドクターの指示通りに動くだけだったから…
認知症治療病棟に移動して、病棟の感覚を思い出すまでに時間がかかったよ
認知症治療病棟に向いているのはこんな人
- プライベートを充実させたい
- 夜勤ありでも忙しくない職場がいい
- 高収入は維持したい
- 医療行為が少ない職場が良い
- 子育て、ブランクに理解がある職場が良い
- 1人の時間を確保したい
こんな人はぜひ認知症治療病棟のある病院を探してみてね!
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認知症治療病棟に向いていないのはこんな人
- 夜勤はしたくない
- オムツ交換をしたくない
- トイレ誘導したくない
- 看護スキルを磨きたい
- 患者さんの状態を自分で判断するのが苦手
こんな人は外来、クリニックや非常勤などの働き方がオススメ!
まとめ
メリット、デメリットについてまとめました。
看護師歴10年以上になり、急性期の経験も含めて考えると、やはり転職先は転職看護師に理解がある事が1番働きやすいと感じます。
- 転職時にプライベートを充実させたい。
- お給料も良い。
- 貯める力を落とさない
と考え、フルタイム夜勤ありの勤務形態を選びました。
お金の心配をしたくない。プライベートを充実させるためです。
転院先が以前と同じ急性期に戻るのは難しいかったし、収入も落としたくなかった。転職先の病院が教育体制も充実していた事で認定看護師になれたコト!これが1番良い選択になっています
プライベートを重視した看護師ライフを希望されている方、ぜひ当記事をお役立てください!
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