退職時の有給消化を拒否されない方法!有給を使い切って辞めるには【認定看護師が徹底解説】

退職時の有給消化を拒否されない方法!有給を使い切って辞めるには【認定看護師が徹底解説】

こんにちは〜カッチです♪

退職するときに有給を使いきるにはどうすればいいか解説していきます

病院を辞める時は、有給休暇を全て消化してから退職したいですよね!

長い間勤めていた看護師さんなら30日から40日と有給が溜まっている看護師さんもいるんじゃないでしょうか?

病院が消化させてくれないケースは多いと思います

師長に有給休暇を消化させてくださいって言っても

  • 「コロナの影響で人がいないから有給を取られては困る」
  • 「うちの病院は誰も有給をとってないからね」
  • 「引き継ぐ看護師が決まるまで休まないでくれ」

と言ってきたりする。

僕も、6回退職を経験してるので15日以上有給を消化したのを覚えています。

最後に退職した病院では、コロナの濃厚接触者が増えたため人手がいないので有給をとってもらっては困る。と有給を使わずに終わってしまったんですよね。

病院は、あの手この手を使って有給消化を拒否してくるんですよね。

でも

基本的に病院は有給申請を拒否できません

つまり

病院を辞める時は

使い切って辞めても構わない

ただそうは言っても

看護師さん
看護師さん

全部、有給消化するのは気が引けるな…

と思っている看護師さんもいると思います。

僕も、有給を消化するのを拒否された時は、メンタルも病んでたので

「あーもう仕方がないのかな…」

と師長の言いなりになったんですが、

今思えば

有給はちゃんと消化できるものだったんだというのがわかります

なので後悔しないためにも

有給を消化できる方法を知っておきましょう

今回のブログ記事では

病院が有給を拒否できない理由

有給消化を拒否されたときの対処法

を解説していきます。

有給を取らないでくれと言われたときにどのように交渉すればいいのか?

これを知っておけば

堂々と有給消化ができるようになる

有給を全部使い切りたいと思っている看護師さんは、ぜひ最後まで読んで下さい。

今回のテーマは

  • ①病院が有給消化を拒否できない理由
  • ②交渉の仕方(穏便型)
  • ③交渉の仕方(強引型)

①病院が有給消化を拒否できない理由

有給休暇とは

労働基準法で定められた労働者の正当な権利です

年次有給休暇は、法律で定められた労働者に与えられた権利です。 

正社員、パートタイム労働者などの区分に関係なく、以下の要件を満たして全ての労働者に、年次有給休暇は付与されます。

厚生労働省ホームページ

働いている看護師さんは有給を自由に取れますよと法律で決められてるんですよね

フルタイム従業員の場合

(引用:厚生労働省)

入社6ヶ月目から付与されて

  • 6年6ヶ月目には20日が付与されます
  • 以降は毎年20日が付与されます
  • もらった有給は2年以内に消化することになっています。

2年まではくりこせるので、

20日有給をもらっている看護師さんは、最大40日まで有給を貯めていくことができます

でも

2年以内に消化しておかないと消化しきれなかった有給が消えてしまう。

だからなるべく消化したほうが良い。

カッチ
カッチ

京都の病院で、有給を溜め続ける事ができる病院がありあました。

10年目のベテランは有給を貯めて海外旅行に行っている方もいました。病院によって微妙に違うんですね。

この有給休暇は

申請されたら病院は受理しないといけない。

と言う決まりになっています。

有給取得に理由は必要ない

たまに

「なんで有給取るの」とか聞いてくるお局もいますが、これだめなんですよ!

別に、休みたいからと言う理由だけで有給を取っても全然構いません

理由を聞かれても答える義務はないんですよね。

だから

退職するときの有給消化の理由は、

「退職のため」でOK

申請書に書く欄があっても

そもそも書く必要ってないですよね

病院は、時季変更権がある

有給は、そもそも労働者の都合でいつとっても構わないのですが、

病院側がこの時期だけをとってもらったら困るなぁ

って言う時期を定めることができる

例えば、年末年始やゴールデンウィークをはシフトが組めなくて、困っている師長さん何人も見てきました。

この時期は、有給を取らずに頑張ってくださいね。とよく言われてました。

ただし退職日を超える変更はできない決まりになっている

もし、あなたが3月末で退職するのであれば、4月まで有給を取っておくことができない。

退職するときに限っては病院は時季変更権を行使できない決まりになっている

つまり、退職時の有給申請は許可するしかない。

法律的には拒否すると言う選択肢はありえない

有給申請の期限は

いつまでに申請すればいいのかと言うと

法律上は2週間前までに

退職の申請をする

つまり

退職の2週間前までに、もう病院やめます。

だから有給を使いますっていうのは可能ですが、

実際は、就業規則にのっとることが大切

各病院の就業規則に書かれているので各自で確認してください。

(例)退職するものは退職日の1ヵ月以上前に看護師長に申し立てること

なので就業規則に載っているのであれば、それに従う必要があります。

現実的には、引き継ぎの期間と有給消化を考えると2ヶ月以上前がベスト!

有給は買い取ってもらえるのか?

有給を消化しきれない看護師さんは、買い取ってほしいと思います。

基本的には買い取りは認められていない

有給とは、ストレス解消なりリフレッシュのためにあるものなので、

買い取ってもらうって言う発想自体が矛盾してるんですよね。

法律的には認められていない

ただし、

(例外的に買い取ってもらえるケースも)

これは例えば

病院が法律で定める有給以上に付与している時は、消化しきれない分を買い取ってもらえることがあります

もともと買取の制度が、病院にあって退職金の上乗せとか、

別手当として支給してもらえれるがあるので、

そういう時は、退職日までに働くので有給分の給与を手当として受け取りたいと交渉してみると良いでしょう

①交渉の仕方(穏便型)

有給消化交渉の流れ

まずは音便形で交渉していきます

やっぱり、波風立てて辞めるのは後味も悪いですからね

お互いが納得できる形を作るのが最初の段階です

でも、「有給は取れないよ」

師長が拒否してきたら、その時は強引型で交渉していきます

交渉していく前にしっかりと心構えとして持って欲しいことがある。

カッチ
カッチ

まずは、有給消化する意思をしっかり持つこと

先ほど書いたように

有給休暇は正当な労働者の権利なので絶対に有給消化してやると意思を固くしておくことが大切です。

そうしないと、師長からあれこれ言われて心が揺れてしまう

実際、

「辞めるから有給を全部使い切りたい」

と伝えると

仕事が回らないから休まれると困るよ

そういうのを聞かされると

カッチ
カッチ

「有給をとると周りに迷惑かも…」

心が揺らいでしまうんですよね…

僕も、有給が取れなかった病院では

師長から引き継ぐ看護師がいないからなんとか休まず頑張ってほしいと説得され、

なくなく有給を取ることなく辞めました。

おそらく、

真面目な看護師さん

責任感が強い看護婦さんほど泣き寝入りして有給を取れずに終わってしまうんですよね

でもね

病棟が回らなくなる責任はあなたにありません

病棟が回らないなら

病院が責任とって回さないといけない

師長ってのはその為にある存在ですからね!

引き継ぐ人がいないからって言う師長は、ただ時間稼ぎをしたいだけです。

だって、看護師がいなかったら派遣を雇えば1週間で人員は補充できますからね。

その手続きや段取りがめんどくさいから時間稼ぎをしているんですよね

もし師長が、情に訴えてきたら

「休まれたら困るよ」

こちらも情に訴える

本来は、法律で決まっていること

師長がこちらの感情を操るような作戦をとるようであれば、、

  • 「自分のやりたい看護を見つける為に、もう一つの候補の病院見学も行きたいんです!」
  • 「今、休んでおかないと身も心もボロボロなんです」

切実に訴えましょう

どうしようもないから助けて欲しいと懇願してみましょう

もし師長が、本来拒否できないものだと法律を知っているのなら

罪悪感からなんとかあなたに有給を取らせようとするはずです。

穏便に退職したいなら、これが現実的な解決策ではないでしょうか?

それでも有給を拒否されたり

「取れるわけないだろ」

と、威圧的に言ってくる師長には、

こちらも強行手段に出ましょう

②交渉の仕方(強行型)

師長に有給消化を断られた場合

まずは有給休暇の申請書を書いて提出

これは口頭ではなくて書面で形に残しましょう

本来この申請書を書けば病院は許可する義務がある

でも

師長が受理しないなら医療事務に相談してみましょう

医療事務は、それなりに法律の知識を知ってますから

ちゃんとした会社なら師長に有給の申請を受理しないといけないと注意してくれると思います、

それでも『認めない』とか

医療事務が、よくわかっていないなら

退職時の有給休暇は、

病院は必ず認めないといけないことを説明してください

最初に書いた通り

有給は申請されたら認めないといけない

取得理由も必要ないですし退職するときは、

時季変更権を使えないので申請されたものは受理するしかありません。

それでも認めてくれないなら…

「労働基準監督署に行って相談します」

と言って伝えることです

労働基準監督署に相談すると動いてくれそうですが、実際はなかなか動いてくれませんけどね。

相談したら

「こんなふうに病院に伝えてみてください」とアドバイスをもらっただけの看護師さんもいました。

それでも

労働基準監督所をチラつかせるのは、

お局への心理的圧力になる。

師長も「これは慎重にやらないと」身構えますからね

これだけあっても認めてくれないなら…

ブラック過ぎる病院なので、

その時は実際に労働基準監督所に相談しに行ってから

相談した内容を病院に伝えましょう。

https://job-change-ninntei.com/%ef%bc%95/

有給申請書を提出した上で宣言する

「病院は時季変更権を行使できないので、労働基準法で定められた有給休暇を認めないといけません。私はそれにのっとり0月0日から有給消化に入ります」

そして後は、実際に有給消化して休みましょう。

ここまでやるのはよっぽどの時なので、できるだけ最初の穏便型のところか、せめて労働基準監督所をチラつかせたぐらいで、認めてくれるのがベストです

有給消化したいなら

できるだけ早く退職希望を伝える

https://job-change-ninntei.com/%ef%bc%94/

やっぱり引継ぎとかちゃんとしてたほうがいいのです

もし、あなたが辞めたいけどなかなか言えない時は…

「辞める」と言い出すと怒られそうで怖い看護師さんは、

退職代行サービスを使うのも手です。

  • 有給消化、残業代、退職金の交渉をしてくれる
  • 最短で即日、すぐに辞められる
  • ほんとに辞めたい
看護師さん
看護師さん

でも、病院とやりとりするのがほんとに嫌だ

って看護師さんは、退職代行手段を使うのも1つの手です

そんなサービスがあるので、興味がある方は見て下さい。

以上、参考にしてくれたら嬉しいです

このブログがいいなと思ったら

病棟の看護婦さんに紹介してくれると嬉しいです♪

今日も最後まで読んでくれて、

ありがとうございました♪

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